【AXIS協力展】スイス・ヴィジョン ─ 新世代の表現手法

日本とスイスの文化交流プラットフォームとして設立された日瑞建築文化協会（JSAA)による、映像・音のインスタレーションの展覧会を開催します。
スイスの建築というと抽象的な図面やリアルなレンダリングなど、ストイックな印象があるかもしれませんが、近年では、スイスにおいては、色彩豊かな図面やコラージュ、精緻で具象的な模型など、従来のイメージを払拭する自由で多様な建築表現が生まれています。
本展では、1980～83年の間に生まれ、言語や文化の異なるスイス各地で教育を受けた４組の建築家を選出し、建築家にとっても、設計競技やSNSで日常的な表現手段となった映像に着目しました。
また、AXISギャラリーの会場の特性を活かし、フルハイトでの映像を投影します。等身大の映像と共に、空間体験にとって重要となる音が流れ、図面や写真を展示します。４組それぞれの個性が際立つ映像のインスタレーション。センス溢れるビジュアル表現とともに没入感をお楽しみください。

本展ポスタービジュアル　デザイン：丸山 新 （&Form）

4組の建築家

BY JUNG/バイ ユング 
バイ・ユングはジョナス・ウルマーとナータン・キリンゲッリが率いるスイス・ビール／ビエンヌを拠点とする建築事務所。大規模な開発から小規模な住宅や改築まで幅広いプロジェクトを手がけ、想像的で機能的、概念的で直感的な建築を提案し、ユニークで美しい空間のデザインを目指す。

Truwant+ Rodet+ / トゥルワント+ロデ+
トゥルワント＋ロデ＋はシャルロット・トゥルワント（右）とドリース・ロデ（左）によって2015年に設立されたスイス・バーゼルを拠点とする建築スタジオ。ベルギー、ロッテルダム、コペンハーゲン、ブリュッセル、スイスそして日本での国際的な活動は、建築にとどまらず、舞台美術、ランドスケープ・アーバニズム、研究、教育など、幅広い分野に展開する。

WALDRAP / ワルドラップ
ワルドラップは、チューリッヒを拠点とするレナーテ・ワルター（右）とセバスチャン・リッポック（左）のコラボレーション。現代世界の状況を解釈し、複雑さと矛盾を操りながら、プログラムとコンテクストの新しい関係の構築を試みている。 

Weyell Zipse / ウェオ ジプセ
ウェオ・ジプセは、クリスティアン・ ウェオ（左）とカイ・ジプセ（右）によって2015年にバーゼルを拠点に設立された建築事務所。2021年スイス・アート・アワードにノミネートされ、ヴェネツィア国際大学やベルリン工科大学、スイス連邦工科大学ローザンヌ校（EPFL）、スイス連邦工科大学チューリッヒ校（ETH）などで講師を務める。

■トークイベント　
VOL１: 『スイス・ヴィジョン ─ 新世代の表現手法 』
日時：2024年3月30日（土）17:00-18:30
登壇：クリスティアン・ ウェオとカイ・ジプセ 
申込み：https://jsaa-20240330-wz.peatix.com/
※英語のみのレクチャーとなります。

VOL2: 『スイス・ヴィジョン ─ 新世代の表現手法 』
日時：2024年4月12日（金）19:00-20:30
登壇：丸山 新（AndForm）x WALDRAP （レナーテ・ワルターとセバスチャン・リッポック）
申込み：https://jsaa-240412.peatix.com/
※英語のみのレクチャーとなります。

■ギャラリートーク
毎週末14〜15時に会場にて関係者による解説トークを開催します。
詳細はJSAA公式ホームページ、また公式インスタグラムよりご確認ください。

JSAA公式ホームページ　https://www.js-aa.org/
公式インスタグラム　　@jsaa_japan_swiss