山元彩香氏による、タカ・イシイギャラリーで3度目の個展が開催されます。本展では、これまでの中心的な撮影地であった東欧から飛び出し、アフリカ大陸マラウイを訪問し撮影された作品を展示します。訪れた土地やそこに住まう人々が内包する文化、習慣、信仰などの蓄積された帰属意識が包括的に受け入れられ制作に落とし込まれています。映像作品を含むこれまでの制作の延長線上として、より親密な視点へと膨らみをみせる本作からは、豊かに差し込むアフリカのやわらかな光と現前する被写体の無意識な姿とが交差するその瞬間に魅せられた作家の静かな興奮が伝わります。
また、本展の開催と同時期に、作品集『We are Made of Grass, Soil, Trees, and Flowers』が刊行されます。
併せて是非お楽しみください。
開催期間
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2021年10月16日(土) ー 2021年11月13日(土) |
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時間
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12:00 ー 18:00
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定休日
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日曜・月曜・祝日
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場所
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タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム |
プロフィール
山元彩香
1983年神戸市生まれ。2006年に京都精華大学芸術学部造形学科洋画コースを卒業。大学では最初、絵画を専攻するが、次第に自身の身体を使ったパフォーマンス作品や映像作品の制作に移行し、2004年のサンフランシスコへの留学を機に写真の制作を始める。言語によるコミュニケーションが難しい状況のなかでの撮影は、写真というメディアが本質的に抱える性質以上に他者との様々な接点を作家にもたらし、以降、暴力的でありながらも極めて魅力的なイメージ生成の場と言えるポートレートの撮影を続ける。「自分の瞼に蓄積されたイメージでは想像しえない、既知の言葉や知識が通用しない場所」を撮影地に選び、2009年のフィンランド、エストニアでの撮影を皮切りに、エストニア(2010年)、ラトビア(2011、12、14年)、フランス(2012、13年)、ロシア(2014年)、ウクライナ(2015年)、ブルガリア(2016年)、ルーマニア(2017年)、ベラルーシ(2018年)、アフリカ(2019年)と各地で撮影を行ってきた。2021年11月に「新進作家展 vol.18」東京都写真美術館(東京、2021年)へ参加予定。2019年には、写真集『We are Made of Grass, Soil, and Trees』において第19回相模原市総合写真祭フォトシティさがみはら さがみはら写真新人奨励賞を受賞。清里フォトアートミュージアム(山梨県)、Villa Pérochon Centre d'Art Contemporain Photographique(二オール、フランス)に作品が収蔵されている。