犀ノ音窯 北野敏一 うつわ展

多くの陶芸作家が「古染付、古伊万里の写し」を手がけています。それぞれの絵付けには、それぞれの作家の人柄が偲ばれます。陶芸家、北野敏一さんが描く一筆一筆は、ゆっくりと一生懸命です。そして押しつけがましくなく、てらいもありません。時として不器用にもみえる温かみが人の心を捉えます。「古染附やデルフトの好きな図柄に対する解釈。なぞってみたい筆の運び。あえて、自分なりの表現とは、、、」と、挑戦し続けている北野さん。独立以来35年の間、新作の器を少しずつ増やして、今やベテランの域に達しています。
サボア・ヴィーブルにて２年振りの開催となる本展では、鉢、皿、飯碗、丼、蕎麦チョコ、酒器など、使ってみたくなるさまざまな器が出展されます。ぜひお立ち寄りください。